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あっとまーくなコンサルティング
中小企業診断士の、技術系中年コンサルタントの日常
11 | 2018/12 | 01
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【計量計測展に行って来た】"計測なくして成長無し!" 凄い技術と顧客価値
「計量計測展:InterMeasure」に行って来ました。

 東京ビッグサイトで開催されています。
今月は3回目の展示会です。


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20160930_計量計測展2 展示会は、特定のマーケット・業種などに絞られた
企業が集まって、技術や製品/商品を紹介して、
新しいビジネス・商談を得ようというのが、目的です。
 従って、絞った情報収集にはうってつけです。

 製品の実物の展示も有って、見る事が出来るのは嬉しいです。
もちろん売込みが目的ですから、とても詳しく説明してくれます。

 時々、開発した技術の方もいて、
苦労話とか、"ここがすごいんですよ"というお話を
直接きけるのも楽しみです。

 
 コンサルタントとしては、
支援企業の、技術とかビジネスのマッチングの可能性を探る場
としても大事な場と思います。

 
 さて、今回は「計量計測展」と言う事で、
様々な測定器・センサーが出展されていました。

 特に物理法則・原理に基づいた測定方式には、
「なるほど!」と、目から鱗、と言うのが有りました。
20160930_計量計測展1
○音叉式秤
 物の重さにより、共鳴周波数が変わる事を利用した精密な秤。
 とても精密に高分解能で計量出来る。
 可動部が無いので、低消費電力で高信頼性・長寿命
 
 何でも、「すばる望遠鏡」の反射鏡の歪の検知に使われ、
 焦点の補正に役立っているとの事。
 160個使われ、16年間無故障!

○圧搾空気による非破壊・無接触硬度計
 出身大学の出展でした。

 圧搾空気を瞬間的に当てて、
 その僅かな形状のズレを検知して硬度を測る
 
 肝な所は、圧搾空気の力をとても精密に制御しなければ
 正確に再現性良く計測は出来ませんが、
 やはりそこに苦労したとの事。

○複数レーザー光照射による精密3D形状測定システム
 複数波長のレーザー光をスキャンしながら照射し、
 干渉を見て、10umの分解能で形状を3Dで計測する。

 車のブレーキディスクの表面の粗さ具合計測に使われているとか。
 数十cmの大きさの形状をこの分解能、このスピードでできるのは
 驚きです。

 1システム1200万円からだそうですが、
 もっと高くてもいいのでは無いかと思いました。
 実際自動車メーカーからは、"安い"と言われているようです。


他にもいろんな技術が有ったのですが、
残念な事が二つ!

○真の強みを自覚していない!
 皆さん、出来た製品・機能を"強みです"と言っているのですが、
 本当は、"原理・原則を突き詰めた、実用化した工夫・ノウハウ"が強みのはずです。

 重さで共鳴周波数が変わるのは原理ですが、
 それを市場が要求する精度・再現性・信頼性と実用的なコスト
 実現するには、相当な努力が有った筈です。

 そのノウハウこそが"真の強み"だろうと思うわけです。
 それを認識している企業が殆どないのですね。

 それを認識していたら、
 また別の製品としての展開も可能なのでは無いかと思うのです。

 プロダクトアウトと言われるかもしれないのですが、
 "その強みが誰のどんな課題を解決できるのか"と考えて
 新しい市場・製品を探すのは当然の事なのでは無いかと。

○顧客価値を理解していない、訴求していない
 どの社のブース、製品カタログを見ても、
 そして説明の方と話しても、
 せいぜい"特徴"までしか出てこない。

 すばる望遠鏡の例では、
 "高信頼性"で16年間も無故障と言う事で、
 顧客である研究者・運営主体からすると、

  * ダウンタイムが短くて済み、
  * 故障での突然のダウンが無い、
  ==> 観測が計画通りに実施できる
  ==> 研究の遅れのリスクを減らせる

という、なんとも有り難い、安心を与える訳です。
 二度とない現象の観測の際に、
 故障したら…と言う不安が無いと言うのは、
どんなに安心でしょうか。
 それが顧客メリット=顧客価値 かなと。
 
 (ドーム球場になって雨天中止の心配が無くなった、
 と言う安心感と同じでしょうか)

 また、カタログとかも"仕様"を載せられても…
 「IEEE 802.15.6」とか言われても、”だから何?"ですね。
 (開発者は苦労したので、凄いんだと言いたいのでしょうけど)
20160930_計量計測展3

 こんな事を感じながら、20社くらいの方とお話させて頂きました。
30年計測に関ってきた私の興味としては、
とても面白かったですが、

 
 真の強みを認識して、顧客価値として訴求

する事で、もっと広がりが出るのでは無いかと思った一日でした。


 因みに、会場への階段ですが、
登山好きの私は、いつも真ん中のスロープ部分を登ってしまいます。


 
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市場独占マーケティング

 
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プロフィール

hachioji192

Author:hachioji192
50を過ぎた、技術系中年男。
 以前は、外資系ハイテク企業と呼ばれた会社に勤めていたが、2度の転職でベタベタの日本企業勤務を経験。
 電子回路の設計からソフト作成、FPGA設計などの開発をした後、マーケティングに異動して、販促・営業サポートなどをしていた。 あ、転職しても結局30年間、ずっと計測器に関わってきたわけだ。
 2013年夏から中小企業診断士目指し2014年度試験で合格し、2015年9月に診断士登録。 2016年4月に退職して、診断士として独立準備の後、個人事業主となる。
 2015年には区画整理で自宅を移転・新築し、新しい家に引っ越した。

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